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もともと大の犬好きでその中でも特にゴールデンレトリバーが好きになったのは、

1匹のワンちゃんとの出会いがあったからです。

それは鼓太郎との出会いです。

今も愛してやまない鼓太郎の事、少々長いですがよかったら

読んでいってくださいね。

愛称はコタっていいます。

初めて会ったのは、ペットショップの片隅です。

ゴールデンの赤ちゃんがいると連絡を受けて、娘と飛んで行きました。

兄弟4匹がク〜ンク〜ン泣いています。

みんな元気がよく、すぐ私達の所に寄って来ました。

あ〜なんてかわいい!

あれ、1匹だけまだ隅っこにいます。

「こっちおいで」うれしそうに、でも何か恐る恐る私の膝元に・・・

私も娘もなぜかこの子を1番愛おしいと感じました。

これがコタとの出会いです。

         コタ生後35日
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丸々として温かくて、本当に天使がやって来たようでした。

いつも私の後を追いかけ、まとわり付いてくるコタがかわいくてたまりませんでした。

日一日とやんちゃになり、コタの後を追いかける毎日。

トイレットペーパーの芯、靴下、ボールペン、ハンガー、目を離すとすぐに食べちゃいます。

ボロボロにするだけじゃなく、食べちゃうんです。

も〜大変!

でも自分のおもちゃだけは、一度も壊したことがないんです。

ぬいぐるみもやさしくくわえるので破れません。

どういう事なんでしょうね。



             やんちゃなコタ3ヶ月
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元気に順調に大きくなっていきました。 1年もするともう立派なゴールデンです。

元気に元気に育つと思っていました。

でもどこか歩き方が変なのです。

後ろ足で自分の体を掻けません。

立ち上がる時もヨッコラショっていう感じです。

検査の結果残念な事に股関節が悪かったのです。

手術するほどではなかったけれど、あまり激しい運動は出来ないとの事でした。

            1才半のコタ
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それでも元気にやさしく本当にやさしく穏やかな子に育ってくれました。

コタが吠えた記憶もほとんどありません。


パンの耳とプチトマトが好き。

ボールとうさぎのぬいぐるみが好き。

寝るときはいつも私の布団の中、私の腕枕が好き。

おじいちゃんのたばこ臭い手で、頭を撫でてもらうのが好き。

ワンちゃん苦手なのに、家の中で飼ってもいいよって言ってくれた

おばあちゃんが好き。

4才の時引越しをして最初に友達になった隣のスーちゃん

(この時小学1年生)が好き。

暇な時だけ遊んでくれるお姉ちゃんが好き。

もっともっと暇な時だけ遊んでくれるお兄ちゃんが好き。

散歩に連れて行ってくれるパパが好き。

いつも抱きしめてくれるママが好き。

          ママのにおい
05670017−1.jpg  05670012−1.jpg チューされて


           コタ4才
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                大好きなボールと
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        娘と一緒
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                       どこ見てるの !
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穏やかな楽しいコタとの生活。

でも腰の具合は少しずつ悪くなっていく様でした。

寝る時と立ち上がる時はちょっと辛そうでした。

それでも私の後を付いて回るのは相変わらずでした。

そんなある日、

コタの喉と後ろ足の所にグリグリした物を感じました。

不安になりすぐ病院に。

「ちょっと内蔵が弱っているようだね。

そんなに心配ないから、ごはん食べてるようなら大丈夫」

ひとまず安心とそれから3週間が経ちました。

           最初に病院へ行った頃のコタ
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そうしているうちにグリグリが前足の所にも出来ていました。

またあわてて病院に

「先生、リンパ腺が腫れているんじゃないでしょうか?」

「そうだね、血液検査とお腹のレントゲン撮っておきましょう。

1週間後に来てください。抗生物質出しとくね。」

1週間後

「リンパが腫れてるのは、どこかに炎症があるせいだね。

検査の結果はそんなに悪くないよ。 お腹も大丈夫。この数値は肝臓なんだけど、ちょっと高いね。

でも大型犬の場合よくなる事だから・・・」

結局また薬をもらって1週間後にという事で帰りました。

1日目・2日目・3日目・・不安はつのるばかり、

気のせいかコタの元気がだんだんなくなっていきます。

私は違う病院に連れて行くことにしました。

土曜日主人と一緒に車で30分程の病院へ、

私だけ先に降りて受付を済ませました。

が、なかなか主人とコタが来ません。

どうしたの?と駐車場へ・・・

コタがまるでぬいぐるみの様に手も足も力なく四方に広げて倒れています。

主人はそんなコタを抱きかかえようと必死でした。

私は大慌てで先生を呼びに、2人がかりで診察室へ、

診察台にもあがれず、床に寝たままエコーで診察。

「先生どうしたんでしょうか?

これ10日前にした血液検査の結果なんですが」

明らかに先生の顔色が変わりました。

「お気の毒です。悪性リンパ腫です。もう末期です。

検査でも肝臓の数値異常に高いでしょ。

まさにこれが悪性リンパ腫のしるしです。」

「これからの事ですが・・・・・」

先生の声はもう,私の耳には届きません。

どうやって家に帰ったのか、ただただ涙が止まりませんでした。

くやしさと後悔だけが私の頭をめぐっていました。

なぜもっと早く気付いてやれなかったのか。

なぜもっと早く病院を変わらなかったんだろうか。

なぜなぜ・・・

次の日コタを家に残し再び病院へ、治療方法の相談の為です。

コタの状態はステージXとの事、抗がん剤投与や薬の内容、

治療の効果とリスク、直る見込みは薄い事、

治療はコタに相当の苦しみを与るという事、

しかし3〜4ヶ月は寿命は延びるという事、

犬にとっての1年は5年にも値するという事。

その場では答えを出せませんでした。

また次の日先生のもとへ、

「このままの方がコタは辛くないんですね。痛くないんですね。

だったら治療はしません。

最後まで我が家で穏やかに暮させます。」

それが家族全員の出した答えでした。

それからのコタはだんだん弱っていきました。

そのうちに一人で歩けなくなり、流動食しか食べれなくなり、

それでもコタは苦しい声もあげませんでした。

辛くて悲しかったのですが、不思議と私の心は穏やかでした。

ほとんど動く事が出来なくなったコタですが、

子供の時からそうであった様に私の側に安らかな顔で寝ています。

す〜す〜寝息が聞こえています。

たしかにそこには暖かい私の天使がいました。

そしてそんなある日、珍しく苦しそうな息づかいの夜、

何度も何度も背中をさすり、

明け方やっと穏やかな顔になったコタに

おやすみのキスをして少しの時間私は眠りにつきました。

それから2時間後目を覚ました私のかたわらで、

コタは本当に眠ったように旅立っていました。


そう今から3年前の今日でした・・・・

7歳と8ヶ月の生涯でした。


     選択は間違っていなかったんだろうか?

もしかしたら奇跡が起きたんじゃないだろうか?

鼓太郎は幸せだったんだろうか?

今でも答えは出ていません。


追記

歩けなくなったコタのおしっこをさせる為、

何度も手伝いに来て下さったお隣のKさんありがとう

落ち込んだ私をなぐさめ支えてくれた友達の皆さんありがとう

今の楽しさを与えてくれるロミオありがとう

そしてたくさんの思い出をくれた鼓太郎 あ・り・が・と・う

長々最後まで読んでくださってありがとうございました


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haneret.gif本当の天使になった鼓太郎に捧ぐ


                 2006年6月4日記